強い家を見極めるポイント その1
強い家を建てて、家族の命を守りたい
安心して生活できる家を建てたい
そう思いますよね?
では強い家の条件ってなんだと思いますか?
今回は強い家を見極めるためのポイントをお伝えします。
強い家を見極めるポイント
ポイントは大きな所で6点あります。
①建築物の種類(木造・鉄骨・コンクリート)
②工法
木造:木造軸組工法・ツーバイフォーなど
鉄骨:軽量鉄骨・重量鉄骨
コンクリート:ラーメン構造・壁式構造
③老朽化しない換気システム
④断熱材
⑤震災を受けた地域での被害
一つ一つ説明していきます。
①建築物の種類(木造・鉄骨・鉄筋コンクリート)
これはイメージしやすいですよね?
家を作る材料、構造体をつくるものです。
これは誰もが分かるように強さはコンクリートが強いです。
コンクリート>鉄筋>木造
学校や 病院やビルをみると、全てコンクリートで作られています。
早稲田大学で行われた研究で、住宅の耐用年数は
木造が65年、コンクリートは120年以上という結果が出ています。
②工法
木造:木造軸組工法・ツーバイフォー
【木造軸組工法】
基礎の土台に載せて、木の柱と梁で骨組みを整え、
筋交い(すじかい)を斜めに入れることで
地震に耐えられる構造をつくりだしています。
軽く柔軟性を持つ木造の特徴を考慮し、きちんとした設計と施工が必要
【ツーバイフォー】
ツーバイフォー(2×4)工法とも言い、北米で主流の工法です。
柱を組み、合板等などのパネルで壁を作り
箱型構造にすることで建物を支えます。
合理的で標準化された工法なので、大工さんの力量に影響されない。
耐震性能に優れており、木造軸組工法よりも
1.5倍から2倍程度の耐震性能があるといわれています。
※ほとんどのハウスメーカーが、ツーバイフォーでの建築をしています
すごくざっくりとしたイメージですが…
木造軸組工法が、柱で作られた家
ツーバイフォーが、柱と板で作られた家
という感じです。
鉄骨:軽量鉄骨・重量鉄骨
柱や梁など建物の骨組みに鉄骨を使う工法・構造で、
使用する鋼材の厚みによって
「重量鉄骨」と「軽量鉄骨」に分けられます。
鋼材が厚く、より強度が高いのが、重量鉄骨です。
【重量鉄骨】
厚さ6ミリ以上の鉄骨が主な部材
角型鋼管やH型鋼などを用いて3階建て以上の比較的大きな建物に使われます。
【軽量鉄骨】
厚さ6mm未満の鉄骨が主な部材
鋼は木材に比べて強度が大きく、軽量なため、耐震性も高いといえます。
ただし、部材の接合部をつなぐ高力ボルトの締めつけ不足や、
溶接の施工不良などがあると、強度が落ちる危険性があります。
他に、細長い材は座屈という脆い壊れ方があるため注意が必要です。
コンクリート:ラーメン構造・壁式構造
【ラーメン構造】
接合部が固くつながった柱と梁で支えます。
【壁式構造】
柱や梁は無く、壁で支える構造です。
耐震性に大変優れています。
鉄筋の引張力に強い性質とコンクリートの圧縮力に強い性質を組み合わせて、
お互いの特性を生かした構造となっています。
やはり、コンクリートが一番強いという結果が出ました。
しかし、コンクリートって高級なイメージがありますよね?
私も、木造で強いツーバイフォー工法に絞って
家探しを始めました。
長くなってしまったので、
③~⑤のポイントについては、
次のブログで解説していきます。
参考文献
http://www.waseda.jp/sem-ykom/kamatani.pdf